2018年5月12日(火) 陶板 ゲルニカ

  今日でカレッジの陶芸クラス春学期が終了〜!最終日の今日は、秋学期から続くプロジェクト"ピカソのゲルニカタイル"のクリティーク(評価会)でした。
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  粘土の時点で30cm×30cmの正方形のタイルを作り、セクションに分けたピカソのゲルニカの絵のピースをその板の上に表現していきます。全部で260枚のタイル。焼きあがる前のタイルは1枚あたり6~7kg以上にもなるので作業はかなりの重労働。先学期と今学期でトータル10枚作りましたわ。(疲)





  轆轤で使えるモノを作りたくて陶芸をやっている私や多くの他の生徒にとってこの課題は大変不評。当初、作ったものを置く場所や乗せるための木のボードなども不足していて作業もまずはそれらを探すことから…という有様。先生の特徴なのか?壮大なアイデアを思いつき、計画的に行うと言うよりはまず動き始めてその都度対応して最後はゴリ押しででもまとめてしまおうという強引なやり方。それでもこうやってそれなりに形になっていっているのですからそれはある意味凄いデス。でもその計画性のなさにイラつく。(怒)性格的にも陶芸の嗜好的にも対極にいるというのはお互いわかっております。
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  "大きな陶芸作品をみんなで作る!"このプロジェクトに先生はとっても誇らしげですが、多くの生徒は実のところ"やらされてる感満載"です。でもクリティークでは、アメリカ人達は前向きなことを上手に言うんですよねぇ。(苦笑)私は課題ですから、黙々ととりあえず与えられた分をきっちりこなしました。まぁこれも経験とぐっと堪えて。
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  向こう側の人(先生デス)と比べるとその大きさがわかるでしょうか?まだ焼きあがっていない分も多々。学期末には間に合わなかったのです。最終調整は来学期にまた持越しでしょう…(溜息)。陶芸は手間も時間もかかります。
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  世界中のあちこちできな臭さが漂っているこんな時代ですから、スペイン戦争の惨禍を描いたといわれるピカソのゲルニカを陶板にしてカレッジの新校舎の壁にインストールして人々に見てもらおうという思いが込められているプロジェクト。作った生徒も土地柄様々な人種が関わっています。
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  タイルは平面ではなくかなり立体的です。保管したり、運んだりするのにも注意が必要ですし、同じものは2つとないので、私はなるべく壊れにくいようにと保守的となり、先学期には"not challenge enough"(もっとチャレンジしなさい)と言われてしまいました。なので、今回は轆轤で筒をひいて、それを切って貼って立体的なデザインを作りました。粘土の塊を乗っけて作ることも可能ですが、ついつい運ぶ人やインストールをする人のことを考え、なるべく軽く且つ壊れにくい形を心がけました。そういうのを考えず自分の考えを表現しちゃうのが真の芸術家なんでしょうけれどね。(苦笑)
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  まぁ先学期よりは立体的になってるし、轆轤も使ったし、評価は良かったです。
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  この耳の部分も轆轤でひいたシリンダーを使って作りました。髪の毛の部分はExtruderというツールを使って粘土を麺状にしたものをつけました。

  新校舎の建築も遅れているので、この陶板が実際にインストールされるのはまだまだ先のようです。床に並べて眺めるのと、実際に壁面に飾られるのを見るのでは随分と印象も変わると思います。それまでは箱詰めにされて倉庫の奥。ちゃんと日の目を見るのかなぁ?心配。だって、ほら、無計画だから。








by sivasiva21 | 2018-05-18 09:05 | Ceramics | Trackback | Comments(0)
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