2017年9月22日(金) SFMOMA

  今日はカレッジの陶芸クラスの遠足でサンフランシスコ近代美術館へクラスメートと待ち合わせて電車で行きました。
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  去年の5月に拡張工事を終えてそれまでの6倍もの広さになったSFMOMAへはリニューアル後、初めて行きました。新しい部分の外壁は、サンフランシスコの霧や坂道、波(海)を表したデザインになっています。





  SFMOMAにはサンフランシスコ短期留学中に1人で行った記憶があるのですが、"近代芸術理解不能"という印象を残したのみ…(恥)「なんだろうこれ〜?」と思ってもタイトルは"無題"という作品が多くて芸術の楽しみ方など知らない私のような田舎者には消化不良感や嫌悪感を残したのでした…。当時は異文化の中で生活するだけで刺激がありすぎて近代芸術がしんどかったのだろうと思います。それ以降どこの"近代"美術館にも足を踏み入れることなく来たので、今回の遠足はちょっと憂鬱な部分もありましたが、ガイドがつくことと、事前にクラスで先生がスライドで見どころ等々の説明を少ししてくださっていたので楽しみな部分も。

  遠足、私たちのカレッジのグループは入場無料の太っ腹、さらにはツアーガイドが付いて下さり1時間ほどをかけて案内して下さいました。(特別展の入場料もつくチケットは大人$31)内容は主にSFMOMAの建築に関することが主で陶芸とはかけ離れておりましたが、建築などさっぱりな私でもお話はとても興味深く聞けました。
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  1995年に建てられた美術館部分。古いから壁も汚れている〜というわけではなく、これも展示作品…Drawing Restrain by Mathew Barney, 2006
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  1995年に建てられた部分と2016年に建てられた部分のつなぎ目にある小窓。ガイドさんがいなかったらきっと見逃していたでしょう。
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  2つの建物の間にはこれだけのスペースが必要なのだそうです。逆にいえばこれだけのスペースがあれば安全と考えられているといえます。単純に増設だからとくっつけるわけにはいかないのが、建てられた時代も違うそれぞれの建物の耐震構造の違い。地震で揺れてもお互いの建物がぶつかったりしないよう2つの建物の揺れなどを計算して作られた隙間なんだそうです。サンフランシスコ界隈もいつ大きな地震が来てもおかしくないと言われていますから、貴重な美術品を収めた建物が被害を受けないように工夫されているのです。
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  Redwood National ParkのFern Canyonを彷彿させるLiving Wall。地球温暖化でサンフランシスコ市内も猛暑日があったりするのですが、コンクリートの建物を緑で覆って外気熱を遮断する目的と、自然とアートのコラボレーションのスペースとしての目的も兼ねているそうです。

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  サンフランシスコ出身のアーティストRichard Serraの作品Sequence
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  巨大です。素材はスチール。作られた当初は屋外に置かれ錆もひっくるめての作品だったそうですが、新しい美術館では屋内展示となり、週に1回霧吹きで水をかけてこの錆色をキープしているのだとか?!(驚)
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  中へ入っていくことができますが、壁は真っ直ぐではなく、中にいると平衡感覚を失うような不思議な感覚になりました。元々は屋外に置かれることを想定した作品だそうで、SFMOMAに来る前はスタンフォード大学の敷地に展示されていたのだそうです。屋外にある時に見てみたかったなぁ。
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  息子とさほど年齢の変わらない若い生徒から、私と同世代くらいの生徒さんまで年齢も人種も様々なクラスメート達。今日参加できなかった人もいるので全員ではないですが。
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  遠足はガイドツアーが終わった時点まで。時間がある人はゆっくり館内を見て回ってもいいし、急ぐ人は帰ってもOK。私は何名かのクラスメートと一緒に特別展のムンク展へ行きました。
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  ムンク展は通常の入場料の他に特別展の料金も必要ですが、館内でここが一番混んでおりました。ムンクは「叫び」が有名ですが、「叫び」そのものは今回は展示されておらず、「叫び」と同じ場所を背景に描かれた別の作品がありました。

  さて、今回の遠足では「SFMOMAで見たもの、感じたことなどを表したカップを1つ作る。」という課題が出ておりまして、ムンクの人の心をざわつかせ、何やら不安にさせるような絵を見ても「これはカップのデザインに使えるか?いや、絶対無理。」なんてことを考えてしまったり。(苦笑)カフェでみんなとランチを食べながらも課題談義。(汗)
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  青い壁の部屋に並べられた表面が鏡のようになった多角柱のロッド。これを眺めているクラスメートのカバンの赤とのコントラストが面白くてパチリ。「多角形のカップを作る?」

  陶芸クラスをとってはおりますが、私には芸術家的な感覚はないなぁ〜と自覚しております。作品で訴えたいようなこともありませんしね…。実用的なもの、使いやすい食器、料理が映える皿…私の目指すところはそこなので、先生の方針とはかなりかけ離れていて「ついてけない」と思うこと度々。"綺麗な皿やボウル、形の揃ったカップなどはTarget(ダイソーなら$1.50+tax)でも買える!それをどうしてカレッジのアートのクラスで作るのか?!"とおっしゃるのですよ。いやいや、私の欲しいようなお皿はTargetでは買えませんよ…とお言葉を返したいところですが、ぐっと飲み込んでおります。練習と称して課題の合間に皿などを作りつつ、課題にも真面目に取り組んでいる今期デス。いつも課題に添いつつも使えるものが何とか作れないか?と考えてしまうのですが、今回のカップの課題は「使えないカップ」を作るかも。









by sivasiva21 | 2017-09-28 09:44 | Ceramics | Trackback | Comments(0)
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